ワーキングマザー [BOOKS/MOVIES]
最近読んだ本を2冊。
育休世代のジレンマ
と
LEAN IN
アプローチは違うけれど、2冊とも同じことを書いている気がする。
なぜキャリアウーマンを志していた女性も、
出産を機に仕事を辞めてしまうのか。
社会や文化の価値観から、こどもとの時間を取れない自分はだめな母親だと思い込む。
でも科学的には、面倒を見てくれる人がきちんといるのであれば、
それは母親である必要はないと既に証明されている。
それでも、一般的な価値観から自分を追い込み、
「そこまでしてする仕事じゃない」と判断し、仕事を辞めてしまう。
なるほど〜と思いました。
取り急ぎ。
神よ、アフリカに祝福を [BOOKS/MOVIES]
次に読む本は、
沼沢均さんの神よ、アフリカに祝福をに決めました。
この「神よ、アフリカに祝福を」というフレーズ、
今回アフリカに来て、1度強く想ったことがあった。
一緒に働いていた、エイズの専門家が亡くなって、
彼の葬儀に参加した時のことだった。
涙を見せず、素晴らしい歌で彼の魂を天へと送る彼らをみて、
神よ、こんなにもあなたのことを愛している彼らをどうかお救い下さい。
キリスト教徒でもないうちが、
そう思った。
葬儀でみんながよく使っていた言葉は、
「神に愛されすぎて召されたのだ」だった。
そう思うことで、彼の死を受け止めていたのかな。
********************
今は中田正一さんの国際協力の新しい風ーパワフルじいさん奮闘記ーを読み終わったところ。
国際協力の新しい風―パワフルじいさん奮戦記 (岩波新書)
印象に残ったのは、NGOについての一文。
組織が整い、財政が安定するにしたがって
そのグループは活力と闘志を失い、
迫力が無くなるのもまたまことに皮肉なことである。
まさにうちのいるNGO。
ドナーありきの活動になり、
予算を取れるか取れないかが1番の焦点になってしまう。
人間として、うちはそんな風にはならない。
富と名誉に縛られたりはしない。
闘志と活力は、死ぬまで失わない。
たとえうちが死んでも、うちの闘志と活力が生き続けるくらいの人生をおくらなければ。
Live Free, Die Well.
沼沢均さんの神よ、アフリカに祝福をに決めました。
この「神よ、アフリカに祝福を」というフレーズ、
今回アフリカに来て、1度強く想ったことがあった。
一緒に働いていた、エイズの専門家が亡くなって、
彼の葬儀に参加した時のことだった。
涙を見せず、素晴らしい歌で彼の魂を天へと送る彼らをみて、
神よ、こんなにもあなたのことを愛している彼らをどうかお救い下さい。
キリスト教徒でもないうちが、
そう思った。
葬儀でみんながよく使っていた言葉は、
「神に愛されすぎて召されたのだ」だった。
そう思うことで、彼の死を受け止めていたのかな。
********************
今は中田正一さんの国際協力の新しい風ーパワフルじいさん奮闘記ーを読み終わったところ。
国際協力の新しい風―パワフルじいさん奮戦記 (岩波新書)
印象に残ったのは、NGOについての一文。
組織が整い、財政が安定するにしたがって
そのグループは活力と闘志を失い、
迫力が無くなるのもまたまことに皮肉なことである。
まさにうちのいるNGO。
ドナーありきの活動になり、
予算を取れるか取れないかが1番の焦点になってしまう。
人間として、うちはそんな風にはならない。
富と名誉に縛られたりはしない。
闘志と活力は、死ぬまで失わない。
たとえうちが死んでも、うちの闘志と活力が生き続けるくらいの人生をおくらなければ。
Live Free, Die Well.
愛をください [BOOKS/MOVIES]
「愛をください」辻仁成
すごく素敵な本だった。
ひとりの人の愛が、誰かを救えるんだね。
文中に出てくる、サボテンの心という唄も印象的。
砂漠の街で生きてる僕たちは、心に棘をはやしてるサボテンの心。 身を守るためにはやした棘のせいで、大切な人たちを遠ざけてしまう。 星が灯る空を見上げてサボテンは今日もひとり。 冷たい月の光に包まれて明日を待ち続けてる。 砂漠のサボテンたちよ、花を咲かせてごらん。 きっと誰かが、きみに声をかけてくれる。
生きにくい世の中になってしまった都会で、
ひとりでも多くの人が花を咲かせられますように。
そしてもうひとつ印象的だったのは、
平均寿命が25歳の国でも幸福があると信じたい、 平均寿命が80歳の国でも不幸があるように
そう考えてみれば、幸福って本当になんなのだろうか。
幸福も不幸も、やっぱりすべては心の持ち様なのかな。
「辛いことなんて、本当はひとつもないんだよ。」
うん、前を向いて歩いて行こう。
すごく素敵な本だった。
ひとりの人の愛が、誰かを救えるんだね。
文中に出てくる、サボテンの心という唄も印象的。
砂漠の街で生きてる僕たちは、心に棘をはやしてるサボテンの心。 身を守るためにはやした棘のせいで、大切な人たちを遠ざけてしまう。 星が灯る空を見上げてサボテンは今日もひとり。 冷たい月の光に包まれて明日を待ち続けてる。 砂漠のサボテンたちよ、花を咲かせてごらん。 きっと誰かが、きみに声をかけてくれる。
生きにくい世の中になってしまった都会で、
ひとりでも多くの人が花を咲かせられますように。
そしてもうひとつ印象的だったのは、
平均寿命が25歳の国でも幸福があると信じたい、 平均寿命が80歳の国でも不幸があるように
そう考えてみれば、幸福って本当になんなのだろうか。
幸福も不幸も、やっぱりすべては心の持ち様なのかな。
「辛いことなんて、本当はひとつもないんだよ。」
うん、前を向いて歩いて行こう。
伝説の男 チェ・ゲバラ [BOOKS/MOVIES]
CHE GUEVARA EL CHE/伝説になった男
彼の遺志が、世界から消えることのないように。
今も世界中で搾取されている国がある。
横暴な帝国主義の国を、世界はいつまで認めているのだろう。
日本も日本だ。
アメリカが行ってきた数々の残虐な歴史を、
なぜ中高の授業で学ばせようとしないのだ。
ヒトラーのことは記憶に残ろうとも、
アルジェリア戦争やコンゴ動乱について記憶に残る人がどれほどいるだろうか。
’ひとりひとりが自分の奇跡をおこすべきときなのです’
レッドクリフのオープニングで、監督のジョン・ウーからのメッセージが流れる。
強い意志と信念は、どのような世界でも希望を生み出すことができる、
という強いメッセージの溢れたこの映画は、
まさに現代人が失っているものを考えさせられるものだった。
流されて生きていちゃいけない。
気がつけば身動きが取れなくなってしまうだろう。
魂を自由に。
タグ:チェ・ゲバラ
アウグスト・ザンダー [BOOKS/MOVIES]
アウグスト・ザンダー
ナチスに奪われたもの=息子。
守り抜いたもの=1万1千枚のネガ―。
ドイツが誇る肖像写真の第一人者・ザンダーの傑作の数々と、愛と苦渋に満ちた生涯を
美しい映像で綴るドキュメンタリー。
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最初のザンダーの言葉がやけに印象に残った。
真実を見ることに耐えよう
好き嫌いにかかわらず
真実を仲間や未来の世代に
伝えねばならない
ザンダーが撮った人々は笑っていない。
まじめな表情こそ、人の本質を表すと考えていたらしい。
確かにそうかも。
笑顔は、時にその人を隠してしまう。
1枚の写真から、その人の本質をも映し出せてしまうザンダー。
(残念ながら自分はまだそれを読み取ることができないけど)
そんな写真を撮ってみたい。
かもめのジョナサン [BOOKS/MOVIES]
素敵な本!!!
先にある可能性を信じて、
たとえひとりでも自分の道をすすんでいく。
限界すら自分が作ったものだと悟り、
それを乗り越えて更には愛に気づく。
ジョナサンが、群れを追放されたときの一文が心に残る。
ただひとつの悲しみは、 孤独ではなく、 輝かしい道が目前に広がっているのに、 そのことを仲間たちが信じようとしなかったことだ
※一部省略
自分の道を進んでいった結果の孤独は、
孤独ではないのかもしれないな。
タグ:かもめのジョナサン
貧困の克服 [BOOKS/MOVIES]
貧困の克服
アマルティア・セン
グローバリゼーションは止めることができない。
また同時に、グローバリゼーションなくして、
「経済的に困難な境遇を完全に変えることは不可能」だとセンは言っている。
さらにこう続けている。
グローバリゼーションへの’不正な統合’と グローバリゼーションからの’排除’の二つは、 裏合わせの危険なのです。
低賃金過重労働者と多国籍企業の巨大な力について憂慮するのは正しいことです。
しかし、グローバルな投資からの撤退が、
貧しい人々の経済的な逆境を解決することはありえないでしょう。
なぜなら、貧しい人々が直面しているのは、
特権的な人々が享受している経済的・社会的チャンスからの排除だからです。
もうこの時代の流れは止められないのだ。
始まってしまったからには、
この中で、いかにベストな状態へ持っていくか。
途上国側を搾取することなく、
グローバリゼーションの恩恵を分かち合う。
その道が、あるはずだ。
アマルティア・セン
グローバリゼーションは止めることができない。
また同時に、グローバリゼーションなくして、
「経済的に困難な境遇を完全に変えることは不可能」だとセンは言っている。
さらにこう続けている。
グローバリゼーションへの’不正な統合’と グローバリゼーションからの’排除’の二つは、 裏合わせの危険なのです。
低賃金過重労働者と多国籍企業の巨大な力について憂慮するのは正しいことです。
しかし、グローバルな投資からの撤退が、
貧しい人々の経済的な逆境を解決することはありえないでしょう。
なぜなら、貧しい人々が直面しているのは、
特権的な人々が享受している経済的・社会的チャンスからの排除だからです。
もうこの時代の流れは止められないのだ。
始まってしまったからには、
この中で、いかにベストな状態へ持っていくか。
途上国側を搾取することなく、
グローバリゼーションの恩恵を分かち合う。
その道が、あるはずだ。